2025年5月4日にラスベガスのTモバイルアリーナで井上尚弥対ラモン・カルデナスの対戦が決定したというリング誌の記事が出ており、現時点では、主催者側の公式発表待ちといいう状況になります。
ここでは、実際、現地でのご観戦をご検討される方へ、Tモバイルアリーナで開催されるボクシングのチケット代の相場、過去の井上選手のアメリカでのチケット代をご紹介させていただき、実際の発売に備えていただければと思います。
まず、井上選手のアメリカでの開催(中止も含め)は、以下のようになります。
2017年9月9日 井上尚弥対アントニオ・ニエベス カーソン(ロサンゼルスエリア)STUBHUBセンター
2020年4月25日 井上尚弥対ジョンリル・カシメロ ラスベガス マンダレイベイイベントセンター(中止)
2020年10月25日 井上尚弥対ジェイソン・モロニー ラスベガス MGMグランド
2021年6月19日 井上尚弥対マイケル・ダスマリナス ラスベガス ヴァージンホテル
この中でジェイソン・モロニー戦は無観客で行われ、マイケル・ダスマリナス戦は、日本からのコロナによる渡航規制のため、この時期にアメリカに行ける日本人はほとんどおりませんでした。
そのため、この2試合は、試合は開催されたものの、チケットを買うという視点からいうとほとんど参考にはなりません。
中止にはなったもののカシメロ戦はチケットを発売した後のコロナによる中止だったため、ラスベガスでの開催で井上選手の試合として参考になるのはこのカシメロ戦になります。
2020年の井上・カシメロは今回のTモバイルアリーナよりやや規模が小さい(1万2000人収容)マンダレイベイイベントセンター(現ミケロブ・ウルトラ・アリーナ)での開催予定でした。
この試合のチケット会社で販売されたチケット代は$300、 $200、 $100、 $50、$25でした。
ラスベガスのイベントは、リングサイドのチケットは、ホテルの枠(カジノの上客用)に振り分けられることが多くなります。
そのため、一般販売では基本的にはリングサイドのリングに近い座席は販売されない傾向にあり、このときもリングサイドをご希望の方には別枠でリセールチケットをお手配しております。
1階席のスタンドでリングをサイドに見るイメージの座席の1つとして200ドルのカテゴリーが候補になり、以下が総額になります。
107、119はスタンド席でリングを横から見れるセクションになります。
Inoue vs Casimero
Sat, Apr 25 2020 3:30 PM
Las Vegas, NV
Mandalay Bay Events Center
Section 1、2、5、7
Section 107、119
Row Q
Tickets $204×2
Service Fee - Web: $60.80×2
Per Order Handling Fee: $4.90
Flash Mobile Delivery - Free
Total $534.50
今回、開催が予定されているTモバイルアリーナは、基本的に重量級のボクサーの試合が行われます。
代表的な世界戦だと以下のようなカードになります。
2017年9月16日 カネロ・アルバレス vs ゲンナジー・ゴロフキン
2018年9月15日 カネロ・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン2
2021年10月9日 タイソン・フューリー vs デオンテイ・ワイルダー3
2022年9月17日 カネロ・アルバレス vs ゲンナジー・ゴロフキン3
2023年4月22日 ジャーボンテイ・デービス vs ライアン・ガルシア
2023年7月29日 エロール・スペンスJr vs テレンス・クロフォード
https://tixis.co.jp/seat/sports/seat_t-mobile-arena_boxing.pdf
例えば、Tモバイルアリーナで行われたカネロ対ゴロフキン1と2は、以下のような価格帯での一般販売となっております。
CANELO VS. GGG
$5,000, $2,500, $2,000, $1,500, $800, $700, $500, $300
5000ドルの座席は、Tモバイルアリーナの1階席の5-6/15-16の前方のエリアでした。
【定価5000ドルの座席の見え方】
300ドル、500ドルは200レベルの座席になります。
【定価300ドル・500ドルの座席の見え方】
800ドルは100レベル、1500ドルから5000ドルが1階スタンド席になります。
チケット代に関しては、主催者の考え方次第です。
カネロ対ゴロフキン同様の価格帯でチケットを販売するということもあり得ないことではありません。
そのため、Tモバイルアリーナで開催されるボクシングのビッグマッチの価格帯だけは念のため、頭の中に入れておいてください。
尚、井上選手の海外の試合のチケットのお手配は2017年から行っておりますが、この時は、以下のような価格設定で行われております。
「スーパーフライ」
シーサケット・ソー・ルンヴィサイ対ローマン・ゴンサレス
井上尚弥対アントニオ・ニエベス
9月9日(土)、スタブハブ・センター(収容人数8,000人)
チケット料金 250ドル、150ドル、100ドル、60ドル、30ドル
2019年のグラスゴーで開催された「WBSS」の1階席が £123.70~ £282.60(19000円から43000円)でした。
「WBSS」
井上尚弥対エマヌエル・ロドリゲス
World Boxing Super Series
Sat 18 May 2019 @ 6:00 pm
The SSE Hydro, Glasgow
Ticket Price: £123.70~ £282.60
2025年にTモバイルアリーナでの開催ということになる井上尚弥対ラモン・カルデナスは、果たしてチケットはどのような価格帯に設定されるのか、注目が集まります。