ゴロフキン対アルバレス戦のチケット代を予想する

2017年5月6日のアルバレス対チャベスJr終了後に発表されたゴロフキン対アルバレスのビッグマッチ。
決定後、たくさんのお問い合わせをいただいておりますので、まずは、現時点での情報を整理するのと、アメリカのボクシングのチケット代についての過去の例をご紹介したいと思います。
まず、チケット代は、会場の規模により大幅に変わる可能性があります。
そのため、まずどこの会場になるかというのは大変重要なポイントになります。

現時点での候補は、

テキサス州にあるAT&Tスタジアム(10万人以上の集客規模のスタジアム)

ラスベガスのT-モバイル・アリーナ(2万人規模 5月6日にカネロの試合をした場所です)

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(2万人規模)

ロサンゼルスのドジャー・スタジアム(6万人規模の野球場)

の4つが上がっているようです。

例えば、AT&Tスタジアムやドジャー・スタジアムで開催されるような場合は、5万人から10万人以上入りますので、チケット代も抑えられるはずです。

ところが、Tモバイル、マディソンとも2万人規模ですので、この規模の場合は、驚くような価格帯の可能性があります。

AT&Tスタジアムやドジャー・スタジアムをスタジアムクラスと表現し、Tモバイルアリーナ、マディソン・スクエア・ガーデンをアリーナクラスと表現しますが、
スタジアムクラスでは、カネロもヒューストンのミニッツメイド・パーク、AT&Tスタジアムと開催しておりますが、このときはそれほど値段も高くなくあまり参考になるデータがありません。
パッキャオもAT&Tスタジアムで試合を行っておりますが、カネロ、パッキャオともこのときは5万人前後の集客でした。
2016年にこの会場で行われたWWEのレッスルマニアには10万人を超えるファンがスタジアムを埋め尽くしてますので、今回、AT&Tスタジアムで開催される場合は、このぐらいの集客が見込まれるかもしれません。

ドジャー・スタジアムでは、最近ボクシングをやった記憶がないので、どうなるかわかりません。
ただ、AT&Tスタジアムの半分の集客数であることと、基本的にはドジャー・スタジアムには立ち見エリアがないので、同じスタジアムでもAT&Tスタジアムよりは入りません。

ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス観戦チケットのご相談

スタジアムクラスで最近、最も高いと感じたのは、2017年4月にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたアンソニー・ジョシュア対ウラジミール・クリチコ戦でしょうか。
ウェンブリーは9万人クラスの集客になりますが、チケットは瞬く間に完売。
ちなみにこのときの定価は、£40, £60, £80, £100, £150, £200, £400, £800 £2,000というものでした。
1ポンドが150円とすると、一番安い定価は6000円ぐらいだったのですが、定価などはサイトにつながることもなく完売という感じでした。
以下は、1月16日の第2回の追加販売の際のものですが、発売直後から52分待ちの表示で、結局、つながった際にはソールドアウトという状況でした。

リセールの相場も高いものでした。
この40ポンドの座席が200ポンド前後という価格でした。約3万円ですね。おおよそこれが最安値の価格だったと思います。一時的に動くものですので、前後はするものですが、このぐらいの価格バランスのほうが間違いありません。

以下は、フィールドの座席を1枚で検索した際のものですが、フィールドの座席でこのぐらいの金額帯でした。
実際はこの金額に20%ぐらいのサービス料と送料が入るので、仮に最安値の319.50ポンドでもチェックアウトすると450ポンド近くになります。
450ポンドだと7万円ぐらいでしょうか。

上記がスタジアムクラスでのチケット代の相場の目安か。それとも今回はこれ以上になるか。予想は難しいですね。

さて、アリーナクラスで開催される場合は、どんな感じになるでしょうか。

過去のボクシングの試合の中で最も高額だったカードは、2015年のパッキャオ対メイウェザーですが、この時は、入るだけで6000ドルという驚愕の価格帯でした。
なんといってもこのとき、手配する側として最悪だったのは、開催が5月2日。
それが4月20日なっても全くチケットの発売情報がない状況だったわけです。
結局、市場にチケットが出回ったのは4月24日。
これだけ開催まで時間が限られた中、何枚あるか分からないようなチケットを手配するというはかなり難しい仕事になりした。
今回、果たしてここまで値段が跳ね上がるかわかりませんが、過去の例としてはこのようなマッチもありました。

以下がメイウェザー対パッキャオのときの形式上の定価発売画面です。
一番安い定価が1500ドル(サービス料を入れると1596ドル)ですので、1ドル=115円だと、約184000円が定価の最安値でした。
実際リングサイドの定価は1万ドルだったようで、チケットマスターには記載されておりません。

このような定価は出回るわけもなく、リセールチケットでの勝負となったわけですが、以下が、リセールチケットの価格です(2015年4月24日)。
このクラスのイベントは、数時間単位でで500ドル前後動きます。
ですのであくまである一定の時間のものです。

この時間帯では、最安値が6700ドル(約77万円)でした。
ちょっと信じられないと思いますが、パッキャオ対メイウェザーのチケットはこのような価格の動きになっていたわけです。

ちなみに5月6日に行われたカネロ対チャベスジュニアで安い価格が500ドル(定価自体は100ドルぐらいからありましたが、即完売でしたので、再販市場の価格としてはこれが目安です)。

し前になりますが、2007年のデラホーヤ対メイウェザー戦もこの当時としては考えられないような価格でした。

この時も、カード発表から驚くほどのお問い合わせをいただき、発売のタイミングで定価を探しましたが、ソールドアウト、その後、販売されたリセールチケットの最安値の相場が2500ドル~3500ドル前後でした。

 

正直なところ、ゴロフキン対アルバレスがどの上記に記載させていただいたどのカードに該当するかわかりません。
ただ、アメリカのボクシングのビッグマッチは時として信じられないようなチケット代になります。

まず、注目はスタジアムクラスか、アリーナクラスかという点です。
チケット代を左右するのは、キャパシティであることは間違いありません。

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