ソーファイスタジアムは、ロサンゼルスと日本からは行きやすい都市にありますが、場所が空港の近くとなり、公共の交通機関でのロサンゼルスのダウンタウンから直接行ける方法がありません（2021年冬現在）。
基本的には、車でのアクセスになるスタジアムなっており、行きは、UBERなどのライドシェアを使い、早く行けばいいのですが、問題は帰りです。
ソーファイスタジアムでは、ザ・フォーラム（コンサートをやる会場）の横道の"Kareem Ct.（一方通行にしている）"をライドシェアのドロップオフとピックアップ場所を決めています。
そのため、スタジアムで終了後、配車をしようとすると、この場所へ行けという案内がでます。
しかし、何度かライドシェアを使ったことがある方でも、試合終了後にこの指定のエリアから配車するのは困難です。
試合終了後は周辺道路は、大渋滞です。そのため、配車した車両が近づくにも時間が掛かります。5分後に到着予定が30分、1時間待っても来ないのが当たり前になります。
また、通常の配車方法と異なり、指定のピックアップ場所に1から40番位の番号札が立てられていますが、自分が待っている番号をドライバーにその番号をテキストで知らせる、もしくはドライバーが停めた番号を知らされる等々、ドライバーとの多少のコミュニケーションが必要になる場合もあるような場所です。
そのため、終了後、スタジアム周辺で配車するのは、初めからやめておくべきです。

とにかく7万人、場合によってはそれ以上が来るスタジアムです。
できるだけスタジアムから離れる方法を模索する、または、車が空くまで動かないのどちらかしかありません。

「できるだけスタジアムから離れる」方法の1つとして、スタジアムとメトロの駅「ホーソーン＆レノックス駅」間を無料で結ぶシャトルがあります。
これを使うというのも1つの方法です。
ラムズ＆チャージャーズの試合の際に、メトロのC Line（グリーン）のホーソーン＆レノックス駅から、行きは試合開始約３時間前からソーファイスタジアムシャトルが5分から8分おきに運行されています。
料金は無料です。シャトルのバス停は駅を降りて、ホーソーン通りにあります。
帰りの便は、試合終了後、90分まで運行されていますが、長蛇の列になるものの、30分ぐらい待てば、意外と列は進みます。
このファンの流れに乗って、メトロのグリーンラインとブルーラインを使いダウンタウンまで戻ることはできます。
多くのファンがいれば、それほど怖いと感じることはないと思いますが、通常、グリーンラインはあまり観光客が使う路線ではなく、ブルーラインもあまり治安のよくないところを走りますので、ファンの流れに乗れない場合は、あまり使わないほうがいいかなと思うような路線になります。ファンが多すぎると今度は、なかなかダウンタウン方面の列車に乗れないということもありますので、この辺は、現地で状況、状況で判断するべきかと思います。
アメリカの列車は、あまり時刻通りに動きませんので、来ないときは全然来ません。
昼間の試合でしたら、いいかもしれませんが、夜のコンサートの終了後などは、何本も次から次へ来ませんので、夜などはより慎重な判断が求められます。

そういう意味では、夜にダウンタウン方面の列車への列がすごい場合、反対方面の列車に乗り、混雑を回避するというのも手段の1つです。
その反対方面の中で覚えておきたいのが、マリポーザ（Mariposa）駅です。
ロサンゼルスのような都市の場合、どこもかしこも安全な駅とは限りませんが、このマリポーザ（Mariposa）駅に関しては、駅のすぐ下が、NHLのロサンゼルス・キングスの練習場にもなるトヨタスポーツセンターがあり、アイスホッケー、フィギアスケートなどのレッスン、一般滑走などスケート場になります。
このトヨタスポーツセンターの近くには隣にヒルトンガーデンがありますが、その他にもかなり多くのホテルがあります。このエリアは、空港近くですが、夜歩いていてもそれほど危険を感じないエリアです。
そのため、中途半端にソーファイスタジアムから徒歩で歩けるホテルよりはランクの高いホテルも集まっており、安心感はあります。
また、バービー人形の本社になるマテルもこの駅から徒歩で行ける距離感になります。
この周辺は、「エル・セグンド」というエリアになります。